上京して初めて住んだ最寄り駅に、私がよく通っていたお蕎麦屋さんがあります。
そこの店員のおばあちゃんと、私はよくお喋りしていて、孫のように可愛がってもらっていました。
東京に来て初めてCDを出した時に、引越しも決まって
仲良くしていたおばあちゃんに引越しをすることと、
CDを出したことを伝えました。
おばあちゃんはすごく喜んで、CD買う!と言ってくれて、今手元にないので、また引越し前に持ってきますと言ったのですが、
先にCD代を私に預けてくれて、その時は嬉しさと寂しさと、
色んな感情がこみあがって、泣きながら蕎麦を食べたことを覚えています。
引越し当日にCDを持っていったのですが、その日はお店がお休みだったので
お店のベンチにCDを置いて後にしました。
そして先日、仕事で知り合った方の最寄り駅が
昔私が住んでいた場所で、懐かしくなって、
思い出のあるお蕎麦屋さんの話をしたら一緒にランチに行くことになり
今日2年ぶりにそのお蕎麦屋さんに行ってきました。
あの時は黒髪だったので、もう私のことは覚えてないかもしれないと少し不安でした。
結局おばあちゃんには会えなかったのですが、
いつもその隣で微笑んでいたおばさんがいて、ちゃんと覚えてくれていました。
来てくれてありがとうと泣いて喜んでくれました。
2年前ベンチに置いて行ったCDもちゃんと手に渡ったみたいで、
本当によかった。
懐かしさと嬉しさで気づけば私も号泣していました。
私は本当に素敵な人達に囲まれて音楽をやってこれたなと心から嬉しく思いました。
今日は本当に胸が熱くなる日でした。
おばあちゃん。おばさん。ありがとう🍀